歯には飲食物・食品添加物や喫煙など生活習慣によって様々な汚れが表面に付いたり、歯自体が変色したりします。
ドラッグストアなどで販売されている「歯を白くする歯みがき」は、表面の汚れを磨いて落として白くみせるものです。これはクレンザーや金属たわしで削るようなものです。
一方、ホワイトニングは歯の表面だけでなく、歯そのものの色合いを改善する治療です。

ホワイトニングには歯科医院で行う高濃度ジェルを使用するオフィスホワイトニングと自宅で行う低濃度ジェルによるホームホワイトニングがあり、この２つを状況に合わせて選択・併用して進めます。

診断と計画

ホワイトニングにとりかかる前に、歯のチェックと着色の原因を確認します。
かぶせものや入れ歯などはホワイトニングができませんので、ホワイトニング後に入れ替える場合もあります。
（ホワイトニングは汚れを落とす作業ではなく、歯のエナメル質に効果を発揮して色調を改善する治療なので、人工の歯であるかぶせ物や入れ歯はホワイトニングの影響を受けません。）
また、かぶせもの治療の際には、かぶせものの白さに合わせてご自分の歯をホワイトニングする事もお勧めします。

ホームホワイトニング

ご家庭にて行うホワイトニングです。

ホームブリーチング

濃度の低いジェルを歯の型を取って作ったカスタムトレーに入れ、夜間就寝時に長時間歯面にあてて漂白します。
通常、毎日行い２～３週間で終わります。色が濃い方は日数が増えますが、歯に対するダメージはありませんので、ご安心下さい。

歯科医院で歯型を取ります。
この歯型から作成した患者様用カスタムトレーをお渡しします。
患者様用カスタムトレーにジェル材を流し込みます。
トレーを口に入れます。トレーの端を歯に合わせます。
柔らかい歯ブラシか清潔な指で余分のジェル材を取り除きます。

オフィスホワイトニング

歯科医院で行うホワイトニングです。

オフィスブリーチング

歯肉を保護して歯面にジェルを塗り、１５分待ちます。即効性でその場で確認できる白さになります。
エナメル質が薄い場合は十分な白さが出ない事もあり、その際はホームホワイトニングと併用します。変色が著しい場合には向きません。

診療案内に戻る