歯槽膿漏(しそうのうろう)とも呼ばれる病気です。歯をささえている歯根膜(しこんまく)や歯槽骨(しそうこつ)と呼ばれる組織、つまり「歯ぐき」が破壊されて最後には歯が抜けてしまうという怖い病気です。
諸病を招く原因になるので、予防が大切です。
歯周病の症状
初期
歯と歯ぐきの境目についたプラークという細菌のかたまりと、プラークが原因で歯石ができます。歯ぐきが炎症を起こし、歯を磨くと血が出たりします。
中期
歯根膜が破壊され歯周ポケットと呼ばれる隙間ができます。この歯周ポケットにさらに汚れがたまって症状が進みます。骨も溶けて、歯が徐々に揺れだし、歯ぐきから膿が出るようになります。
後期
歯がかなりぐらぐらし、かんだときに痛みが出たり歯並びが乱れてきたりします。冷たいものがひどくしみたり、歯ぐきが腫れて痛くなったりします。
歯周病の治療は歯ぐき(歯肉)の治療とも言える物で、削ったり埋めたりするものではありません。
このため、時間がかかり、長期間に渡る歯科医と患者様との共同作業となります。
改善例1
初診時。著しい歯肉の発赤・腫張があります。
3ヵ月後。患者様が行った毎日のプラークコントロール(ブラッシング)だけで歯肉の発赤・腫張が減少しています。このあと歯石除去治療を行いました。
1年半後。腫張の改善により歯肉の形態も落ち着いています。
改善例2
初診時。下あごの前歯部分の歯肉に著しい発赤・腫張、多量の歯石の沈着があり、全顎的に強い炎症と歯周ポケットからの排膿が見られます。このままでは歯が脱落して無くなってしまう危険がありました。
7年後。治療効果と患者様の日々の努力により状況は改善し、患者様自身の歯を維持できています。
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